研修委員会
2023年度 活動報告
職員の資質向上と横のつながりを目標に、職員のステージに合わせたプログラムを企画し、精神保健福祉に関する研修会等を企画開催した。
研修委員会
委員会開催及び活動
※印 委員会は、オンラインにて実施。
委員会 | 月日 | 場所 | 内容 | 委員数 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 6/8 (木) |
Fプレイス | 委員役割・年間計画 ・基礎研修会パートⅠ |
8 |
その他 | 6/26 (月) |
ブルーシーズ | 基礎研修会パートⅠ 講師打ち合わせ① |
3 |
第2回 | 7/6 (木) |
Fプレイス | 基礎研修会パートⅠ | 9 |
その他 | 7/18 (火) |
みらまーる | ハートメッセージについて | 2 |
その他 | 7/31 (月) |
藤沢病院 | 基礎研修会パートⅠ 講師打ち合わせ |
2 |
第3回 | 8/4 (金) |
Fプレイス | 基礎研修会パートⅠ 基礎研修会パートⅡ HM |
9 |
研修事業 | 9/1 (金) |
藤沢商工会館 | 基礎研修会パートⅠ開催 | 7 |
第4回 | 9/14 (木) |
Fプレイス | 基礎研修会パートⅡ ハートメッセージ |
10 |
その他 | 9/29 (金) |
※ | 基礎研修会パートⅡ 事前打ち合わせ |
3 |
その他 | 10/4 (水) |
田園調布 学園大学 |
基礎研修会パートⅡ 講師打ち合わせ① |
3 |
第5回 | 10/5 (木) |
Fプレイス | 基礎研修会パートⅡ ハートメッセージ |
10 |
その他 | 10/6 (金) |
基礎研修会パートⅡ 講師打合せ② |
2 | |
その他 | 10/13 (金) |
茅ヶ崎 コミュニティ センター |
ハートメッセージ 実行委員会 |
4 |
第6回 | 11/1 (金) |
Fプレイス | 基礎研修会パートⅡ ハートメッセージ |
9 |
研修事業 | 11/10 (金) |
Fプレイス | 基礎研修会パートⅡ 開催 |
8 |
その他 | 11/13 (月) |
茅ヶ崎 市民文化会館 |
ハートメッセージ 会場下見 |
4 |
その他 | 11/24 (金) |
茅ヶ崎 市民文化会館 |
ハートメッセージ 実行委員会 |
8 |
その他 | 11/24 (金) |
箱根天成園 | 全体研修会 会場下見、打ち合わせ |
1 |
その他 | 11/29 (水) |
※ | 全体研修会 事前打ち合わせ |
7 |
その他 | 12/5 (火) |
※ | 全体研修会 講師打ち合わせ① |
6 |
第7回 | 12/7 (木) |
Fプレイス | 全体研修会 ハートメッセージ |
9 |
その他 | 12/13 (水) |
茅ヶ崎 市民文化会館 |
ハートメッセージ 開催 |
9 |
その他 | 12/14 (木) |
全体研修について 講師打ち合わせ② |
2 | |
その他 | 12/16 (土) |
渋谷 学習センター |
中堅研修会 | 6 |
第8回 | 1/10 (水) |
ミナパーク | 全体研修 | 8 |
第9回 | 2/1 (木) |
Fプレイス | 全体研修 | 7 |
研修事業 | 2/9 (金) |
箱根天成園 | 全体研修 開催 |
9 |
第10回 | 3/8 (金) |
Fプレイス | 今年度総括、次年度計画について | 8 |
開催事業
事業名 | 月日 | 会場 | 内容 | 人数 |
---|---|---|---|---|
基礎 研修会 パートⅠ |
9/1 (金) 9:30 ~ 17:00 |
藤沢 商工会館 |
|
30 |
基礎 研修会 パートⅡ |
11/10 (金) 13:30 ~ 17:00 |
藤沢 労働会館 |
|
26 |
ハート メッセージ |
12/13 (水) 13:00 ~ 16:30 |
茅ヶ崎 市民文化 会館 |
|
135 |
中堅 研修会 |
12/16 (土) 14:15 ~ 17:00 |
大和渋谷 学習センター |
|
21 |
全体 研修会 |
2/9 (金) ~ 2/10 (土) |
箱根 天成園 |
|
63 |
会計報告
収入の部
項目 | 予算額 | 決算額 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
県精連事業費 | 2,700,000 | 850,000 | 助成金(共同募会) | |
事業収入 | 933,750 | 研修参加費等 | ||
雑収入 | 2 | 利息 | ||
合計 | 2,700,000 | 1,783,752 |
支出の部
項目 | 予算額 | 決算額 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
委員活動費 | 200,000 | 183,591 | 会議室使用料 委員活動費 等 |
|
研修事業費 | 2,500,000 | 1,559,099 | ||
基礎研修会 | 200,000 | 230,501 | 会場費 講師代 動画作成費等 |
|
中堅研修会 | 370,000 | 20,422 | ||
全体研修会 | 1,680,000 | 951,970 | ||
ハートメッセージ | 250,000 | 356,206 | 会場費 出演者謝礼金 | |
小計 | 2,700,000 | 1,742,690 | ||
県精連へ返還 | 0 | 41,062 | ||
合計 | 2,700,000 | 1,783,752 |
総括
「基礎研修会 パートⅠ」
基礎研修会パートⅠでは午前中は柏美樹氏をお招きしてグループワーク「支援者としての役割について~支援者って何?~」を行いました。その後は毎年恒例の4部会紹介と戸髙氏を講師に「精神障がい者の地域生活支援の歴史と社会資源の概要」をテーマにご登壇いただきました。その後、藤沢病院の須山先生にご登壇いただき「統合失調症」についてお話ししていただきました。
2024年度への提言
3 年振りの一日がかりの基礎研修会でした。やはり他の事業所の職員と話せることがとても良い刺激になるようです。講義内容に関しては、講師と細かい打ち合わせをさせていただき、こちらの想いを大体伝えることが出来ました。アンケートの方も「もっと話を聞いてみたい。」、「支援のあり方について振り返ることが出来た。」、「横のつながりが出来てとても良かったです。」など、とても好評の内容が多かったと感じます。以前と比べ参加人数が減少傾向にあることが課題だと考えます。今後も会員の皆様に興味・関心を持っていただけるような研修を開催していただければと思います。よろしくお願いいたします。
(大根工芸 佐藤)
午後になるとご参加していただいた方々の中で全体的に疲労感が強く出ていたように感じました。結果として反省点は座学とグループワークは午前午後を逆にした方が良いと感じました。(午前:講義 午後:グループワーク)基礎研修会パートⅠということでまずは1回目ということで時間を半日のみにしてもよかったのかもしれません。24年度はそういった反省点を生かして行ければと考えております。
(ホープ大和 山蔭)
「基礎研修会 パートⅡ」
今年度の基礎研修Ⅱは11月に藤沢労働会館で行いました。
田園調布学園大学の伊藤秀幸先生による講義「合理的配慮について」と尾山篤史氏と伊東先生との「支援」についての対談形式でのお話をお聞きしました。その後のグループワークでは、「気づき」と「協働」をテーマに支援とは何か話し合いました。
2024年度への提言
コロナ禍で午後からの研修が増え、受講者の参加しやすさを考え半日の研修になりました。講師のお 2 人方に対談形式でお話しを頂きました。グループワークでは全グループとても盛り上がっていました。どの研修にも言えることですが講師との打ち合わせをなるべく早めにしていくことをお勧めします。また研修会を企画していく「楽しさ」を委員になった方には是非とも感じて頂きたいと思います。
(大根工芸 内藤)
今回の基礎研修Ⅱは対談という今までにあまりなかったであろう形式にしてみました。とても興味深いお話がたくさん聞けて、参加者だけではなく研修委員にとっても学びの多い研修となりました。形にこだわらず、いろいろなやり方を取り入れるのもよいのではないかと思います。
(アジール 中村)
「県精連 体験発表ハートメッセージ2023 in 茅ヶ崎」
2023 年 12 月 13 日(水)、茅ヶ崎市民文化会館にて「県精連 体験発表会ハートメッセージ 2023 in 茅ヶ崎」を開催いたしました。副題は「みんなでやるぞう ゆうぞう in 茅ヶ崎」としました。参加者は全体で約130 名。体験発表者は 7 名、アトラクション発表者は 3 組、バザーの出店は 2 団体でした。
今回のハートメッセージは湘南西湘ブロックが担当になりました。ブロック内の事業所に通う利用者が立候補して実行委員となり、司会、舞台設営、会場案内などを務めていただきました。
10 月頃から実行委員会の話し合いを実施し、役割分担やタイムスケジュールといった本番に向けての準備をしていきました。11 月下旬、12 月初旬には会場の下見を行ない、会場の舞台担当者と擦り合わせを行いました。当日のリハーサルではそれぞれ実行委員が的確に行動し、遅れることなく本番を迎えることができました。
また、本番も大きな失敗もなくタイムスケジュール通りに進行することができました。体験発表もアトラクション発表も大多数の来場者からアンケートで好評をいただきました。実行委員の方々も最後まで気を抜かず委員の仕事を全うしていました。
2024年度への提言
発表者の人数と開催時間に関して、ギリギリのタイムスケジュールとなった結果、休憩時間を設けることができませんでした。来場者アンケートでもトイレ休憩を間に入れた方が良いという意見が散見されました。それ以外に不評な点は見当たらなかったので、ぜひ次回のハートメッセージには休憩時間を盛り込めればと思います。
(フリーブ甘沼 小室)
「精神保健福祉実践研修会」
12 月 16 日(土)に大和市渋谷学習センターにて昨年度に引き続き「事例を通じて、当事者との関わり方と他機関との連携について考える。」をテーマに、事例報告は就労継続支援B型事業所 友達の田代茂氏、講師は横浜市青葉区役所の篠崎安志氏をお招きして実施しました。事例報告を通じ現場支援において直面した認知症により介護が必要になった当事者と家族の高齢化問題について考え、ラポール形成やアセスメント、そして地域の関係機関との連携協働、意志決定支援について学びました。グループワークでも多角的な意見交換ができ、支援者として地域のネットワークを振り返る機会になりました。
2024年度への提言
各部会長を中心に企画しました。参加人数、会場ともにコンパクトな研修でしたが、事例を用いて学ぶ機会が得られたことは大変有意義だったと考えます。講師との内容打合せや日程調整、会場の確保、参加人数の件については毎回の課題になるかと思われますが引き続き担当者で協力し合っていければと思います。
(みらい伊勢原 山田)
(就 B 友達 田代)
「全体研修」
全体研修は 2 月初旬に箱根・天成園にて二日間、行いました。
初日は午後から、「ストレングスを活かした支援のあり方」と題し、日本相談支援専門員協会顧問の菊本圭一氏をお招きしてお話をして頂きました。講義では、「意思決定支援とは?」「ストレングスモデルとストレングス視点との違い」「グループスーパービジョン」「魔法はご本人の中にある」など、様々な考え方を学びました。またグループワークでは、それぞれのストレングスに対する考えや行動、思いなどを話し合い、グループごとに発表しました。
研修終了後、各部会や委員会からの報告をしました。
夜の交流会では、各表彰者のお祝いやビンゴをしました。
2日目は、「虐待に関する研修会」と題し、みなと横浜法律事務所の内嶋順一弁護士を講師に迎えました。従事者一人一人の虐待に関する基礎知識を高めるとともに、各事業所において実践出来る防止策や取り組みの実践を知ることを、研修の目的としました。「虐待の定義」「組織運営と虐待防止策」について詳しく学びました。また、参加者に事前にアンケートを取り、実際の虐待と思われる事例を用いてグループワークをしました。
2024年度への提言
4年ぶりの宿泊研修、研修での学びや会員同士の交流を深める機会を作ることが出来て良かったと思います。
研修の内容を決める際には委員会の中で会員に求められている研修は何であるか?今私たちに必要な学びとは何であるのか?を時間をかけながら決めています。この作業がとても難しく、苦労する所でもあります。
今回は「ストレングスを活かした支援のあり方」と「虐待に関する研修会」を実施し、自身の支援の振り返りや日常の支援に潜む虐待について理解を深めることが出来ました。
4 年ぶりの宿泊研修となりましたが、以前と比較すると参加人数が減少しているのが現状であります。宿泊研修の良さ、宿泊研修であると参加しづらいなど様々なご意見を頂いております。次年度は、今までの全体研修会の実績と新しい変化を組み合わせた全体研修会を企画していきたいと考えております。
(萌木 大貫)
(ハートラインあゆみ 橘川)