研修委員会
2021年度 活動報告
職員の資質向上と横のつながりを目標に、職員のステージに合わせたプログラムを企画し、精神保健福祉に関する研修会等を企画開催した。
研修委員会
委員会開催及び活動
※印 委員会は、藤沢市藤沢公民館・労働会館(Fプレス)にて17:00~19:00に開催した。
委員会 | 月 日 | 場 所 | 内 容 | 委員数 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 6/9(水) | ※ | 自己紹介、研修形態について | 5 |
第2回 | 7/7(火) | ※ | 研修予定、研修担当、HMについて | 6 |
その他 | 7/9(木) | 横須賀 総合福祉会館 |
ハートメッセージ実行委員会① | |
第3回 | 8/4(木) | ※ | 基礎研修会パートⅠについて | 5 |
その他 | 8/18(水) | cafeBLUESEAS | 基礎研修会パートⅠ 講師打合せ | 2 |
その他 | 8/27(金) | 横須賀 総合福祉会館 |
ハートメッセージ実行委員会② | |
第4回 | 9/1(水) | ※ | 基礎研修会パートⅠ・ハートメッセージについて | 6 |
第5回 | 10/6(木) | Web会議 | ハートメッセージ・基礎研修会パートⅡについて | 8 |
その他 | 10/28(木) | 幸町クリニック なごみ |
基礎研修会パートⅡ 講師打合せ | 4 |
第6回 | 11/10(水) | ※ | 基礎研修会パートⅠ・ハートメッセージ・基礎研修会パートⅡについて | 5 |
研修 事業 |
11/19(金) | 藤沢 商工会館 |
基礎研修会パートⅠ・ハートメッセージ・基礎研修会パートⅡについて | 8 |
第7回 | 12/1(水) | ※ | ハートメッセージ・基礎研修会パートⅡについて | 7 |
第8回 | 1/11(火) | ※ | ハートメッセージ・基礎研修会パートⅡについて | 7 |
第9回 | 2/4(金) | ※ | ハートメッセージ・基礎研修会パートⅡについて | 8 |
研修 事業 |
2/18(金) | 茅ヶ崎 コミュニティ センター |
「基礎研修会パートⅡ」開催 | 7 |
第10回 | 3/17(金) | Web会議 | 基礎研修会パートⅠ・ハートメッセージ・2022年度事業計画 | 8 |
開催事業
事業名 | 月 日 | 内容 |
---|---|---|
全体 研修会 |
11/12 (金) ~ 11/14 (日) |
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基礎 研修会 パートⅠ |
11/19 (金) 13:30 ~ 17:00 |
|
基礎 研修会 パートⅡ |
2/18 (金) 13:30 ~ 16:15 |
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中堅 研修会 パートⅠ |
3/5 (土) 14:00 ~ 16:00 |
|
ハート メッセージ |
3/7 (月) 3/31 (木) |
|
中堅 研修会 パートⅡ |
3/19 (土) 13:30 ~ 15:00 |
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会計報告
収入の部
項目 | 予算額 | 決算額 | 備考 | |
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県精連事業費 | 1,420,000 | 1,692,274 | 助成金(日揮財団、共同募金会) | |
事業収入 | 0 | 33,600 | 研修参加費等 | |
合計 | 1,420,000 | 1,725,874 |
支出の部
項目 | 予算額 | 決算額 | 備考 | |
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委員活動費 | 350,000 | 80,794 | 会議室使用料 委員活動費 等 | |
研修事業費 | 1,070,000 | 1,185,300 | ||
基礎研修会 | 250,000 | 152,695 | 会場費 講師代 | |
中堅研修会 | 370,000 | 380,337 | 会場費 講師代 動画作成費等 | |
全体研修会 | 0 | 502,702 | 現地視察費用・旅費等 | |
ハートメッセージ | 450,000 | 149,556 | 会場費 出演者謝礼金 動画作成費等 | |
小計 | 1,420,000 | 1,266,094 | ||
県精連へ返還 | 0 | 459,780 | ||
合計 | 1,420,000 | 1,725,874 |
総括
「全体研修会」
コロナ禍の中で一堂に会する全体研修が実施出来ないため、2020年度より企画準備をしていた門屋充郎先生の地元十勝・帯広圏域に赴き取材や講義をしていただき、動画による配信を企画しました。
コロナ感染が比較的落ち着いていた11月に実施する事ができ、現地の支援者の生の声や地域の作り方、生活者としての関わり方等多くの学びを得ることができました。また、参加者は「良質な医療」との言葉を「良質な福祉」と置き換え考えることで、これからの道しるべの一つになる研修になりました。
DVDにて伝えきれないことも多いかと思いますが、是非ご視聴いただきたいと思います。
(視察研修参加者一同)
「基礎研修会 パートⅠ」
平日の午後に2部に分けて行いました。1部は県精連理事長 戸髙洋充氏より「精神障害者の地域生活支援の歴史と社会資源の概要」として、精神保健福祉に関わる歴史や課題について講義を行いました。2部は障がい者のあすの福祉をよくする三浦市民の会ぴあ三浦 柏 美樹氏による講義・グループワークを行いました。「権利擁護と合理的配慮について」をテーマとして、呼称問題を事例に各グループで約2時間の話し合いをして頂きました。
開催までは緊急事態宣言やその延長があり、日程や会場の設定、感染症対策などで苦慮することが多かったです。その中でもご登壇いただいた、戸高理事長、柏氏、また参加していただいた各事業所の方々には感謝しております。研修後のアンケートでも職場で活かせる知識が得られた、今後の自分の意識や行動が変わるとの回答が8割以上と意義のある研修ができたのではと思います。
逆に、感染対策を意識するあまり名刺交換を積極的に促さなかったことや、研修委員内で申し送りが多くなってしまうなどの部分において批判的なコメントがあり、配慮が足りず今後検討していく必要があるかと思います。
2022年度への提言
2020年からコロナ渦が続き、2021年も急な変更や感染症対策など苦慮が多かったように思います。しかし、対面での研修やグループワークに意義を感じることができました。名刺をもらい場所や事業内容を伺いながらイメージをすることでより具体的になり、つながりを感じられると実感しました。開催の形態は変わっていくかもしれませんが、その良さを今後も実感できる研修が開催していければと思います。
対面型の研修であったため会場の日程の変更や内容の確認などコロナ情勢や緊急事態宣言の動向に左右されることが多かったです。変更があっても対応できるようにA案、B案など想定しておけると良いかと思います。
(藤沢ひまわり 堀江 ・ ハートラインあゆみ 橘川)
「基礎研修会 パートⅡ」
平日の午後に開催いたしました。幸町クリニックなごみ 川並かおる氏(臨床心理士)による講義、グループワークを行いました。『「伝える」ことって実は難しいね。』をテーマとして、「発達障がい」についての基礎知識を学び、その人の抱えている「生きづらさ」とは何かについて講義をして下さいました。また、グループワークでは、絵で伝言ゲームを行い、人へ何かを伝える難しさについて学びました
2022年度への提言
事前アンケート取り、「発達障がい」についての研修を行いました。会員の皆様が何に困っているのか、また、何について学びたいのか知ることができ、今回の研修に繋げることができました。アンケート内容の方も「もっと話を聞いてみたい。」や「支援のあり方について振り返ることができた。」など、とても好評な内容が多かったと感じます。できれば、多くの会員の皆様に参加をして頂きたいですが、コロナ渦で多くの参加者を集めることができなかったので、今後の研修のあり方、参加方法については、課題かと考えます。今後も皆様が興味・関心をある研修を開催していただければと思います。
(クロスK 藤井)
コロナ禍での研修会の企画は企画をしていくうえで研修の形や感染対策など考える事が多く苦戦することが多かったと思いました。また、アンケートの結果では他の研修委員も述べているように参加者の方にとってプラスになるような内容が多かったです。今後の研修のやり方については、事前に参加者にどのような研修の形が望ましいか、実際の現場の声を聞いて考えていく方法も一つの手かと思います。
(あけぼの 荻野)
「中堅研修会 パートⅠ」
全体研修会での視察の内容を会員に伝えるための研修会を企画しました。コロナ禍ということもありハイブリッド方式で準備をしましたが、ハウリングや映像を上手く映し出せない等の技術面での課題が多く、視聴してくださった会員のみなさまには大変申し訳なく思っています。
しかし、それぞれの報告者の思いを伝える機会が得られたこと、また、門屋先生にZoomで参加して頂き考察などの話を伺えたことなど、これからの支援に結びつくヒントを得られる研修になったと思います。
(視察研修参加者一同)
「県精連 体験発表ハートメッセージ2020」
新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、今年度は動画を募集して、DVDを作成し、配布するという形での開催にしました。
参加者は体験発表者6名、アトラクション発表者2名でした。
今回のハートメッセージは、横須賀・三浦ブロックで2019年から準備をしてきました。途中、コロナ禍の中で方針の変更についてハートメッセージ実行委員会を開き、動画募集という形での開催と方針の変更を余儀なくされました。急遽の変更には、研修委員会と理事の方々に協力して頂き、感謝しております。
動画募集については、昨年と同数の参加を予想しておりましたが、応募方法や応募の時期も影響してか、なかなか集まらず体験発表6名、アトラクション2名の合計8名の参加となりました。
体験発表、アトラクション発表者は県内の幅広いエリアから参加して頂きました。体験発表では、苦しかった過去、家族への想いの変化、現在の生活などのお話がありました。アトラクションでは、ピアノ、自作した曲でのギター弾き語りが披露されました。
今後もハートメッセージが繋がり、広がっていくことで、誰かの笑顔や勇気が増えていくことを期待しています。
2022年度への提言
応募していただいた動画の編集作業にも携わりましたが、作業が思うように進まず、みなさんにはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。研修委員だけでなく、各参加者の事業所のスタッフの方など、多くの方のご協力をいただけたことで、開催ができたハートメッセージだと思います。本当にありがとうございました。県内のいろいろな地域から参加ができるということは、良かった面だと思います。これからも多くの方が参加できるハートメッセージを開催していただければと思います。
(仕事探しクラブ宮崎)
今後の研修の行い方について、どのような形を求めている参加者が多いのか、知りたいと思いました。2021年度は、対面型の研修を2回開催しましたが、ZOOMがあればそちらの方が良かったのか、開催方法に関係なく参加したのかなど、知りたいです。
今現在は具体的なアイデアが思い浮かびませんが、いずれにしても、感染のリスクを抑えながら有意義な研修を開催出来たら、と思います。
(なごみ 佐藤)
コロナ禍で方針の変更等色々ありましたが、今年もオンラインという形で、横須賀・三浦ブロックとしてハートメッセージを開催することができました。横須賀三浦ブロックだけでは発表者が少ない状態でしたが、他ブロックからもご参加いただいたので、内容の濃い動画を作成することができました。2022年度はどんな形になるのかわかりませんが、貴重な体験発表の場に携わっていきたいと思います。
(つばさ 松原)
「中堅研修会 パートⅡ」
2021年度報酬改定にて「虐待防止委員会の設置」「身体拘束適正化に関する指針」等について、県精連としても情報を収集していました。また、年度末まで時間がない中情報が少なくどのように会員への周知をしていくべきかを考えていました。そこでみなと法律事務所の内嶋先生に相談し座談会形式の研修会を企画、会員みなさまの悩みや実施状況を共有し、なぜ今虐待防止委員会の設置が必要なのか、身体拘束とは何かを中心に研修を行いました。参加者のみなさまは対面での研修ができたこと、弁護士に直接話ができたこと等のお言葉を頂くことができました。今後も障害福祉内外での法改正にアンテナを張りつつ会員への周知、研修開催など準備をしていきたいと思います。
(事務局長 曲本)